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クラークス デザートトレックのオールソール交換|生ゴムソール劣化をVibram4014黒でリニューアル

【修理事例】クラークス デザートトレックのオールソール交換|生ゴムソール劣化をVibram4014黒でリニューアル

クラークス デザートトレックとは?

イギリスの名門ブランド「Clarks(クラークス)」の定番モデルの一つが「デザートトレック」です。
1970年代に登場して以来、独特のセンターシーム(甲中央の縫い割りデザイン)と柔らかな履き心地で、今も多くの愛好家に支持されています。

ただし、純正の「生ゴムソール(クレープソール)」には弱点もあります。熱や湿気に弱いため、経年劣化でベタつきや軟化が発生しやすいのです。


今回のご依頼内容(茨城県 N様の場合)

今回お預かりしたのは、茨城県にお住まいのN様のクラークス デザートトレック。
症状はまさに典型的な 生ゴムソールの熱劣化 で、ソール全体がベタつき、指で触ると粘着質が残るほどでした。歩行中も安定せず、このままでは使用が難しい状態です。

お客様のご希望は「街歩きでも安心できる耐久性の高いソールへの交換」。そこで今回の修理では、Vibram 4014黒ソールを採用することになりました。


修理の流れ

1. ソール分解

まずはベタついた生ゴムソールを取り外します。デザートトレックは縫い付け構造になっているため、縫いを切り、中底ごと慎重に分解していきます。

2. 中底交換(フェルト → 本革)

純正の中底はフェルト素材ですが、当店では 本革中底に交換 しています。
理由は以下の通りです。

  • フェルトは湿気を吸いやすく、劣化やカビの原因になる

  • 本革は吸湿性・放湿性に優れ、足に馴染みやすい

  • 長期使用に耐え、靴全体の強度が上がる

これにより、修理後も安心して長く履ける靴に仕上がります。

3. 出し縫いで強度アップ

中底を取り付けた後、アッパーと縫い合わせるために 出し縫い を施します。
出し縫いは靴全体を強固に固定し、クラフト感のある仕上がりになる伝統的な修理方法です。

4. Vibram 4014黒ソールを装着

ご希望いただいた Vibram 4014(黒) を成形して貼り付けます。
Vibram 4014の特徴:

  • ワークブーツでも使われる耐摩耗性の高いソール

  • クッション性に優れ、長時間歩行も快適

  • 街歩きからアウトドアまで対応できる万能性

  • 黒ソールでデザイン的にも引き締まる

ソールを接着した後、圧着機で固定し、コバ(側面)を丁寧に仕上げました。


修理後の仕上がり

完成したデザートトレックは、オリジナルの柔らかな生ゴムソールから、力強いブラックVibramソールへと進化しました。

  • 生ゴムのベタつきから解放され、快適に履ける

  • 本革中底で靴の剛性と耐久性が大幅に向上

  • 出し縫いによる補強で、ソールがしっかり固定

  • Vibram 4014黒ソールで、タウンユースに最適な安定感

見た目もスタイリッシュで、ファッションの幅も広がる一足に生まれ変わりました。


クラークスの生ゴムソールでお困りの方へ

クラークスのデザートトレックやワラビーは、履き心地の良さで人気ですが、生ゴムソールの加水分解や熱劣化は避けられません。

「ベタベタして歩きにくい」
「ホコリが付いて汚れやすい」
「靴底が柔らかく崩れてきた」

このような症状が出てきたら、オールソール交換のタイミングです。
特に Vibramソール交換 は、耐久性・機能性・デザイン性のバランスが良く、多くのお客様に選ばれています。


修理を通じて靴を長く楽しむ

新品を買い直すのも選択肢のひとつですが、履き慣れた靴は足に馴染んでいて、履き心地の良さは代えがたいものです。
修理によって靴を再生させることで、環境にも優しく、長く愛用することができます。

今回のN様のように「街歩きに活躍する仕様にしたい」といったご希望も、ソール選びで柔軟に対応可能です。


まとめ|クラークス修理はVibramソール交換で快適に

  • クラークス デザートトレックの生ゴムソールは熱劣化・ベタつきが弱点

  • 修理では 中底ごと分解し、本革中底へ交換

  • 出し縫い補強で強度アップ

  • アウトソールは Vibram 4014黒を採用し、耐久性・デザイン性を向上

お気に入りのクラークスを長く履き続けたい方、ぜひ オールソール交換修理 をご検討ください。

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