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日別アーカイブ: 2026年5月8日

総社市N様のClarksデッキシューズを“一生モノ”に。Vibram2668ソールでよみがえったオールソール修理事例

「お気に入りの靴、ボロボロになってきたけれど、まだまだ履きたい」
「思い出がつまった一足だから、簡単には手放せない」

そんな想いをお持ちの方は、多いのではないでしょうか。

今回は、岡山県総社市にお住まいのN様からお預かりした Clarks(クラークス)のデッキシューズのオールソール修理について

デッキシューズならではの雰囲気や軽快さはそのままに、耐久性と履き心地をしっかりグレードアップ
「まだまだ長く履きたい」というお客様の想いに応えるため、素材選びから仕上げまで、一つひとつの工程にこだわりました。


Clarksのデッキシューズを修理に出された理由

総社市のN様が当店にご相談くださったのは、

  • ソールがすり減ってきて滑りやすい
  • クッション性が落ちてきて、長時間歩くと足が疲れる
  • けれど、デザインが気に入っていてどうしても手放せない

というお悩みがきっかけでした。

特にClarksのデッキシューズは、

  • シンプルで合わせやすいデザイン
  • 履き込むほど足に馴染む革質
  • 休日のお出かけからちょっとした外出まで対応できる汎用性

など、“相棒”的な一足になりやすい靴です。
そのぶん、「買い替えではなく、できることなら修理して履き続けたい」と感じるお客様も少なくありません。


デッキシューズの“良さ”を壊さないオールソール修理とは?

デッキシューズはもともと、船の甲板(デッキ)で滑らないように設計された靴
そのため、次のような特徴があります。

  • ラバーソールでグリップ力が高い
  • 屈曲性(曲がりやすさ)がよく、歩きやすい
  • 見た目がすっきりしていて、軽快な印象

今回の修理でも、この「軽快さ」「ラフさ」「素足にも合う雰囲気」を損なわないことが何より大切でした。

そこで当店では、
「デッキシューズらしさはそのままに、耐久性・クッション性・履き心地をしっかり底上げする」
というコンセプトで、オールソール修理のプランをご提案しました。


採用したのは、スポンジ系で耐久性の高いVibram2668ソール

今回のClarksデッキシューズのオールソールには、

Vibram(ビブラム) 2668ソール

を採用しました。

Vibramといえば、登山靴やワークブーツなどにも使われる、世界的に有名なソールメーカー。
その中でも2668ソールは、

  • スポンジ系素材で軽量
  • 街履きにちょうど良いクッション性とグリップ力
  • 日常生活での使用でもしっかり耐えられる高い耐久性

といったバランスの良さが魅力です。

なぜVibram2668がデッキシューズにおすすめなのか?

デッキシューズの修理では、

  • ソールを重くしすぎると、「デッキシューズらしい軽さ」が失われる
  • かといって柔らかすぎると、すぐに削れてしまう

という難しさがあります。

Vibram2668ソールは、「軽さ」「クッション性」「耐久性」のバランスが良く、デッキシューズの雰囲気を壊さずに底面を強化できるため、今回のN様のClarksには非常に相性の良い選択肢でした。

実際に仕上がりを履いていただいた際にも、

「軽さはそのままなのに、足当たりが柔らかくて歩きやすい」

と、うれしいお声をいただきました。


ミッドソールはマッケイ縫いでしっかり固定

オールソール修理では、「どんなソールを選ぶか」だけでなく、ソールの固定方法も履き心地や耐久性を左右する大事なポイントです。

今回は、ミッドソールをマッケイ縫いでしっかりと固定しました。

マッケイ縫いとは?

マッケイ製法(マッケイ縫い)は、

  • アッパー(靴の上側の革)
  • 中底
  • ミッドソール

を内側から一度に縫い留める製法です。

そのメリットとして、

  • 足裏に近い位置でソールを縫い合わせるため、返り(曲がり)が良く、歩きやすい
  • 靴底がすっきり薄く仕上がり、スマートなシルエットを保ちやすい
  • しっかりと縫い留めることで、ソールの剝がれに強くなる

といった点が挙げられます。

クッション性と安定感の両立

今回のClarksデッキシューズでは、

  1. ミッドソールを設けて
  2. そのミッドソールをマッケイ縫いで固定し
  3. さらにその下にVibram2668ソールを装着

という構造にしています。

これにより、

  • 歩いたときの衝撃を、ミッドソール+アウトソールでしっかり吸収
  • 接地感が安定し、長時間歩いても足が疲れにくい
  • 元々のデザインを損なわない、自然な見た目

といった、バランスの良い仕上がりになりました。


見た目はそのまま、でも中身は“現代仕様”にアップデート

修理前のClarksデッキシューズは、

  • ソールがすり減り
  • クッションがつぶれ
  • 部分的に硬くなってきている状態

でしたが、アッパー(甲革)は大切に履かれていたため、まだまだ十分使えるコンディションでした。

そこで当店では、アッパーの雰囲気や色味を損なわないよう注意しつつ、
靴底周りだけを現代的な素材にアップデートするイメージで、オールソール修理を進めました。

仕上がりのポイント

  • デッキシューズらしい軽快なシルエットはそのまま
  • サイドから見たときも違和感が出ないよう、ミッドソールの厚みや色を調整
  • ソール交換とあわせて、アッパーのクリーニングと簡易メンテナンスも実施

結果として、
「新品のように真っ白な靴」ではなく、
“よく手入れされた、味のある一足”という雰囲気を大切にした仕上がりになりました。

N様にも、

「見た目は前のままなのに、履き心地は別物ですね」

とうれしいご感想をいただきました。


普段使いもお出かけも。幅広いシーンで活躍する一足に

今回のオールソール修理を経て、N様のClarksデッキシューズは、

  • 毎日のちょっとしたお出かけ
  • 休日のショッピング
  • 旅行やドライブ

など、さまざまなシーンで安心して使える“一生モノ候補”の一足へと生まれ変わりました。

オールソール修理で得られるメリット

Clarksに限らず、デッキシューズやレザーシューズのオールソール修理には、次のようなメリットがあります。

  • 履き慣れたアッパーはそのままに、靴底だけを新品同様にできる
  • 足に馴染んだ一足を、さらに長く愛用できる
  • 新品を買い直すよりも、自分の足に合った状態をキープしやすい
  • 結果的に、お気に入りの一足を“相棒”として長く育てていける

「なんとなく履き心地が悪くなってきた」「靴底がすり減ってきたかな?」と感じたタイミングこそ、オールソール修理を検討するベストタイミングです。


「捨てる」前に、一度ご相談ください。Clarks・デッキシューズの修理もお任せを

最近は、リーズナブルな価格帯の靴も多く、「ダメになったら買い替える」という選択肢も一般的です。
しかし、本当に気に入っている靴や、思い出のある一足であれば、ぜひ一度「修理」という選択肢も思い出してみてください。

当店では、

  • Clarks(クラークス)のデッキシューズのオールソール修理
  • Vibramソールを使った耐久性・履き心地重視のカスタム
  • マッケイ縫いによるしなやかな歩き心地の確保

など、お客様の用途やお好みに合わせて、最適な修理方法をご提案しています。

「これは直せるのかな?」
「どのソールにしたらいいかわからない」

といったご相談も、写真を送っていただければ、状態を拝見したうえでご案内いたします。


まとめ:お気に入りの一足を“一生モノ”に育てていく楽しみ

総社市のN様のClarksデッキシューズは、
Vibram2668ソール+マッケイ縫いのミッドソール構造によって、
見た目はそのままに、耐久性と履き心地を大きく向上させることができました。

  • デッキシューズ独特の軽やかな雰囲気はキープ
  • 長時間歩いても疲れにくいクッション性
  • 普段使いからお出かけまで、幅広いシーンで頼れる一足

「もう寿命かな…」と思っていた靴が、修理によって再び活躍を始める瞬間は、持ち主の方にとっても、私たち修理職人にとっても、とても嬉しい瞬間です。

貴方の大切なClarksやレザーシューズ、デッキシューズも、プロの技術で“一生モノ”の一足に生まれ変わらせてみませんか?

靴修理やオールソール交換でお悩みの方は、ぜひ一度、当店にご相談ください。
お気に入りの靴を再び履ける喜びを、一緒に味わいましょう。


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大切なスニーカーを諦めないで。New Balance 576のヒールカップ交換修理、全部見せます

「お気に入りのスニーカー、ボロボロになっちゃったけど捨てられない…」そんな悩みをお持ちではありませんか?今回は、静岡県のお客様からご依頼いただいたNew Balance 576の劇的な復活劇をご紹介します。

目次

  1. はじめに
  2. その症状、「加水分解」かもしれません
  3. 「これって修理できるの?」に答えます
  4. 修理の工程、全部見せます
  5. なぜ「本革」を選ぶのか
  6. 修理を終えて
  7. こんなときは早めにご相談を
  8. まとめ・お問い合わせ

✨ ①はじめに

「あんなに大切に履いていたのに、気づいたらボロボロ…これって、もう捨てるしかないのかな?」

そんな風に肩を落としているあなたにこそ、この記事を読んでいただきたいです。こんにちは、静岡で靴修理を営んでいる職人です。

今回ご紹介するのは、静岡県にお住まいのT様からお預かりした、思い入れの詰まった「New Balance 576」。長年愛用されてきた一足ですが、ある日突然、かかと部分が崩れてしまったとのことでした。

「スニーカーは消耗品だから」と諦めてしまうのは、まだ早いです!この記事では、職人の手によってスニーカーがどのように息を吹き返すのか、そのプロセスを詳しくお届けします。最後まで読めば、あなたの下駄箱で眠っているあの一足も、また一緒に歩き出せる希望が見えてくるはずですよ。

💧 ②その症状、「加水分解」かもしれません

「久しぶりに靴箱から出したら、なんだかベタベタする…」「歩くたびに、かかとのパーツがポロポロ剥がれ落ちてくる…」

スニーカー好きの方なら一度は耳にしたことがあるかもしれない言葉、それが**「加水分解」**です。

簡単に言うと、靴に使われているウレタン樹脂などの素材が、空気中の水分と反応して化学変化を起こし、ボロボロに崩れてしまう現象のこと。厄介なのは、「履かずに大切に保管していても起きる」という点です。むしろ、適度に履いて空気を入れ替えてあげないほうが、湿気が溜まって進行が早まることすらあります。

特に今回のNew Balance 576のようなモデルは、かかとを支える「ヒールカップ」に樹脂パーツが使われていることが多く、ここが加水分解のターゲットになりやすいんです。見た目がカッコいいパーツだからこそ、そこが割れてしまうとショックも大きいですよね。

でも、安心してください。これはスニーカー修理の現場では、実は「よくある、そして直せる症状」なんです。加水分解は病気のようなものですが、適切な手術(修理)をすれば、また元気に走り出すことができますよ。

🛠️ ③「これって修理できるの?」に答えます

「パーツが粉々になっちゃったのに、本当に直るの?」 「メーカーに断られちゃったんだけど、大丈夫?」

そんな不安を抱えて相談に来られるお客様はたくさんいらっしゃいます。結論から言いましょう。New Balanceの修理、特にヒールカップの交換は、高い確率で可能です!

私たちが提案するのは、劣化した樹脂パーツを取り除き、新しい素材で作り直す「ヒールカップ交換修理」です。

【修理できるケース】

  • ヒールカップが割れた、粉を吹いている
  • かかとのプラスチック部分がベタベタする
  • ソールが剥がれてしまった(再接着やオールソール交換も可能です)

【少し難しいケース】

  • アッパー(表面の革やメッシュ)自体が広範囲に破れてしまっている場合
  • 土台となるミッドソールが完全に崩壊し、代わりのパーツが手配できない特殊モデル

「自分の靴はどうかな?」と迷ったら、まずは写真を撮って送ってみてください。私たちは、お客様の「また履きたい」という気持ちを一番大切にしたいと考えています。正直に、今の状態からどこまで綺麗になるかをお伝えしますので、一人で悩まずにまずはご相談くださいね。

🪡 ④修理の工程、全部見せます

それでは、実際にT様のNew Balance 576がどのように生まれ変わったのか、職人の手の内を少しだけお見せします。靴修理の裏側、ちょっとワクワクしませんか?

STEP1:現状確認・ヒールカップの状態チェック

まずは健康診断から。どこまで加水分解が進んでいるか、周囲の縫製にダメージはないか、細かくチェックします。T様の576は、ヒールカップが完全に割れ、一部が欠損している状態でした。

STEP2:オリジナル形状の採寸・型取り

ここが職人の腕の見せ所です。崩れてしまったパーツの元の形を想像し、その靴にぴったり合うように型紙を起こします。わずか数ミリのズレが履き心地を左右するので、全神経を集中させます。

STEP3:本革素材の選定・裁断

今回は、耐久性と風合いを重視して**「本革」**を使用します。元のデザインに馴染む色・質感の革を選び出し、型紙に合わせて丁寧に裁断していきます。

STEP4:一本一本手縫いで縫い付け

ミシンを使うこともありますが、細かい曲線や強度が求められる部分は、手縫いで仕上げることもあります。「ここ、実はめちゃくちゃ大事なんです」というポイントは、元の針穴をできるだけ追いかけること。新しい穴を増やさないことで、靴への負担を最小限に抑えます。

STEP5:仕上げ・フィット感の確認

最後に、全体のバランスを整え、汚れを落として磨き上げます。かかとをしっかりホールドできるよう、内側のクッション性も再確認して完了です!

一つ一つの工程に時間をかけるのは、単に直すだけでなく「前よりも愛着が持てる靴」にしてお返ししたいからです。

🐄 ⑤なぜ「本革」を選ぶのか

今回の修理では、あえて元の樹脂パーツではなく**「本革」**を使用して修理を行いました。それには明確な理由があります。

最大のメリットは、**「もう加水分解しない」**ということ。

樹脂パーツは製造された瞬間から劣化が始まりますが、本革は違います。適切にお手入れをすれば、5年、10年と使い続けることができる素材です。さらに、本革には以下のような魅力があります。

  • 耐久性: 摩擦に強く、型崩れしにくい。
  • 通気性: 足の蒸れを逃がしてくれる。
  • 経年変化: 履き込むほどに足に馴染み、味わい深いツヤが出てくる。

「オリジナルと素材が変わっちゃうのはどうかな?」と心配される方もいますが、仕上がりを見ると「こっちのほうが高級感があってカッコいい!」と喜んでいただけることがほとんどです。実は、オリジナルよりも長持ちする一足にアップグレードされているんですよ。素材選びひとつとっても、お客様がこの先何年もこの靴と歩めるように、という想いを込めています。

🌈 ⑥修理を終えて

修理が完了したNew Balance 576。あんなにボロボロだったかかとが、しなやかな本革の質感でビシッと引き締まりました。

静岡県にお住まいのT様にお渡しした際、「えっ、これ本当に僕の靴ですか!?」と驚かれた顔が忘れられません。足を入れていただくと、「かかとのホールド感が新品のときみたいだ」と、とても喜んでいただけました。

私たち職人にとって、一番嬉しい瞬間は「直してよかった」という言葉をいただいたときです。ただのモノとしての修理ではなく、その靴と一緒に過ごした思い出や、これから歩む未来を繋ぎ合わせる仕事だと思っています。

ビフォーアフターの姿を見ると、靴もどこか誇らしげに見えるから不思議ですね。「永く愛用できる一足をお届けする」。その想いが形になった修理でした。

⚠️ ⑦こんなときは早めにご相談を

「まだ履けるし、もう少し様子を見ようかな…」と思っている方へ。 靴のダメージは、放っておくとどんどん深刻になってしまいます。以下のようなサインを見つけたら、静岡 靴修理の当店へお早めにご相談ください!

  • ヒールが割れてきた: 破片が落ち始めたら加水分解のサインです。
  • 靴底がはがれてきた: 隙間に砂が入ると、再接着が難しくなることがあります。
  • 革にひび割れが出てきた: 乾燥は大敵。早めの保湿とケアが必要です。
  • 長期保管していた靴を久しぶりに出した: 見た目は綺麗でも、歩いた瞬間に崩れることがあります。

「これくらいで相談してもいいのかな?」なんて思わなくて大丈夫です。早めのメンテナンスが、結果として修理費用を抑え、靴の寿命を劇的に延ばすことに繋がります。大切な相棒を救うのは、あなたのちょっとした気づきです。

✉️ ⑧まとめ・お問い合わせ

いかがでしたでしょうか? New Balance 576のヒールカップ修理を通して、スニーカーが蘇る可能性を感じていただけたら嬉しいです。

  • 加水分解は本革での修理で克服できる
  • 職人の手仕事で、オリジナル以上の耐久性を手に入れられる
  • 早めの相談が、大切な靴を守る鍵

あなたの大切な一足も、きっと蘇ります。静岡の工房で、一足一足、心を込めてお直しさせていただきます。

【お問い合わせはこちら】 修理のご相談や、お見積もりの依頼は、公式LINEまたはInstagramのDMからお気軽にどうぞ!靴の写真を数枚送っていただけるだけで、概算のお見積もりをお出しします。

「これ、直せるかな?」と思ったら、まずはメッセージをくださいね。あなたと、あなたの靴にお会いできるのを楽しみにしています!

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