

フットジョイ ドライプレミアムというゴルフシューズです。ハーフソールラバーが張ってあるタイプですが、塩ビ系素材のため加水分解してすでに剥がれ落ちています。また、ソフトスパイクピンがくるくる回って取れなくなっています。メスネジを固定しているプレートが加水分解して割れているものと思われます。

ハーフソールラバーはタイヤメーカーのミシュラン製です。出し縫いしています。メスネジは独立タイプのものを片足7個づつこうかんしました。インチネジです。

ハーフソールラバーはすでに取れてしまっていて無いです。

ソールを分解してみますとメスネジを固定している樹脂製のプレートが加水分解してパキパキに割れています。これではくるくる回ってしまいますね。

ミシュラン製のハーフソールラバーを貼り、メスネジ用の穴を開けます。

独立タイプのメスネジをそれぞれ打ち込みます。

メスネジをつけた状態でボンド接着したら、出し縫いで縫い付けます

靴も磨いて完成です。

クラークスデザートブーツです。生ゴムクレープソールのヒールありタイプです。ソールもヒールもかなり削れてきています。また、ベタベタ感もあり、オールソール修理ご希望です。

お客様ご希望のウェッジタイプのスポンジ系ソールVibram#2021ベージュで仕上げました。フェルト製の中底も本革製に交換しています。

縫い付けを切って一気に分解です。ステッチダウン製法は靴本体の端を外側に曲げて縫い代を作り中底やソールと縫い合わせてある製法です。そのため一旦分解すると再現が難しく、縫い直してもキツくなるなどすることが多いです。

中底はフェルト製のため耐久性が良くなく、亀裂が入っていることが多いです。あえて丁寧に分解せず一気に分解したので中底は基本的に交換することを前提にしているからです。中底は本革製のものでの交換です。

中底を縫い付けたら、Vibram#2021ベージュを接着して削り込み仕上げます。本革の中底のコバ部分は本革のそのままの色で仕上げます。

Vibram#2021ベージュのソールデザインです。OILRESISTINGと入っています。これは耐油性の意味。素材はゴム入りEVA、柔軟性とクッション性を持ち、軽量で足当りを軽減するやわらかいハイテクソール

プラダスポーツの塩ビ系ソールが加水分解した状態です。残っているソールを見ると厚みはあまりないモデルのようですので、薄手のソールでの対応をしてみます。

EVAスポンジのミッドソールを縫い付け、Vibram#1030で仕上げました。オリジナルよりも少し厚手になりましたが、こちらのほうがクッション性もよく歩きやすくなっていると思われます。

PRADAの特徴的な赤いラインの入ったインソールに、アウトソールにも片鱗が残っています。

塩ビ系の一体型ソールです。厚みはあまり厚くなくシュッとした感じです。加水分解が進んで割れています。片方も手で引っ張るだけで割れていきました。

EVAスポンジのミッドソールを縫い付け、ヒールを少し厚手にします。
オリジナルよりは厚手になっていますのでデザインは少し野暮ったくなりましたが、クッション性はかなり向上して歩きやすく疲れにくくなると思います。

アウトソールは当店では定番のVibram#1030です。

左の旧モデルのジョーダン1に右の新モデルのソールを移植(スワップ)してほしいということです。簡単な話ではありません。新品状態の靴から、ソールを傷めずに取り外すことが難しく、靴本体はダメージを受けますので廃棄になります。

新モデルのソールを移植が完了しました。新しいモデルのソールは幅、深さが違うため元の位置までハマりませんので、接着跡がむき出しになる部分がどうしてもできます。その事をよく御理解の上ご依頼ください。

すでにボンドも劣化しているため分解は比較的簡単にできます。縫い付けを切ってソールを開いて生きます。中のエアーバッグやクッション材料が加水分解しているため粉々しています。

トルエンなどの溶剤を使用してボンドを溶かし、また熱湯を入れることで分解をしやすくします。靴本体はそのために大きく変形しますので再利用は難しく、基本的には廃棄になります。

新しいモデルのソールをボンド接着した後、オパンケ縫いミシンで縫い付けます。新モデルのソールは幅が狭く、深さも浅いため元の位置まで嵌まり込みません。そのため、接着跡がむき出しになる部分が発生します。そのことを念頭に置いてご依頼ください。

プラダスポーツのスニーカーです。ミッドソール部分がウレタン系の素材のため加水分解してぼろぼろになりました。アウトソールは健在ですが、段差が多く再利用はできません。

側面の跡形は本革を縫い付けて隠すような処理を行いミッドソールを縫い付け、Vibram#2668ゾーゲ色で仕上げました。

ウレタンの跡形部分を削り取ります。

側面に幅広く張り付いていた跡形が汚くむき出しになります。

跡形部分を覆うように本革を縫い付けて、跡形が見えなくします。縫い付けはオパンケ縫いミシンです

合成ゴムのミッドソールをマッケイ縫いして

アウトソールはVibram#2668ゾーゲ色です。

少しヒールが高くなっています。耐久性はかなり良い方です。


デッドストックだったのでしょうか?全く履いていないクラークスのデザートブーツです。生ゴムソールを取り除き、Vibram#4014白をご希望です。

中底を本革に交換する際の縫い付け(出し縫い)は白い糸でということで少々目立ちますが。ソールはご希望のVibram#4014白です。

Clarksオリジナルなインソールです

生ゴムクレープソールです。かかとありのタイプですね

縫い付けの糸を切って、中底ごと一気に分解します。当店では基本的に中底を交換します。フェルト素材から本革の中底への交換です。

革色のラインのところが本革中底のコバ部分で側面から見えています

Vibram#4014白です。真っ白ではありません。
Clarksの修理例はこちら


フェラガモドライビングシューズです。ソールが塩ビ系のため加水分解して割れて一部欠損しています。

EVAスポンジのウェッジミッドソールを貼り付け、Vibram#1030で仕上げています。

Ferragamoのロゴ入りインソール

加水分解しないと言われているEVAスポンジのウェッジミッドソールを作り、

Vibram#1030フラット系ソールを貼って仕上げました。どんなデザインの靴にもよく似合うパターン柄なので当店ではよく使用しています。
Ferragamoの修理事例はこちら


かなり昔のPUMAのゴルフシューズです。本革ソールのスパイク交換式モデルです。

Vibram#419Cスパイクレスソールにてスパイクレス化してのオールソール修理です。

ヒールも無くなっていて本革ソールもかなりくたびれてきています。

本革ソール仕様ですが、縫い付けはされていません。性能の良いボンドだったんでしょうね。

黒いウェルトゴムを張り、ミッドソールは白系にしてみました。ツートーンカラーもおしゃれです。

テキストテキストテキストテキストヒールを作ったら、Vibram#419Cで仕上げます。私もこのソールのゴルフシューズを履いていますが、滑りには効果が高く、軽くてよいです。

靴も磨いて完成です。

フットジョイ アイコンモデルです。ヒールに刺繍が入っておしゃれです。ソールが劣化してパキパキ割れてきています。スパイクレス化してオールソール修理します。

EVAスポンジを使ってミッドソールとヒールを作り、Vibram#419Cスパイクレスソールで仕上げています。私も使っていますが、思いの外グリップ力も良いようです。

ソール表面が劣化(加水分解)してパキパキ割れています。スパイクもメスネジも樹脂のため劣化して脱落しています。部分修理は難しいですね。ソールを分解します。

ソールは一体成型のボンド接着タイプですので力技で一気に分解します。

EVAスポンジのミッドソールを縫い付けヒールも作ります。

Vibram#419Cを貼って完成です。

インソールにはICONのロゴ入り

ティンバーランドフィールドブーツです。ソールの特性で熱で伸びたため、ソールが剥がれています。再接着して削り込んでという対応もできますが、ソールの素材特性もあり、また剥がれが生じる可能性が高く、これを機会にオールソール修理することになりました。

EVAスポンジのミッドソールを縫い付け、Vibram#1136のベージュ色で仕上げました。今回はあえて黒色のウェルトを使い、イメージがオリジナルに近づくようにしてみました。

ソール剥がれもあり、かかと部分も削れが進んでいます。

ミッドソール部分はボンド接着ですが、かなり強固に張り付いています。

余談ですが、チャンクという骨になる金属製の部品ですが、左右の太さが違います。こんなんありですかね。]

オリジナルは靴本体に直接ボンド接着でしたが、当店ではミッドソールは縫い付けることを基本にしています。その方が強度が上がり、長持ちするのは間違いないですから。

Vibram#1136ベージュで仕上げます。オリジナルはもう少し暗い飴色ですが、当店のラインナップにはないためこちらで対応しました。

黒いウェルトがオリジナルに近いイメージのポイントになっています