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日別アーカイブ: 2026年1月25日

岡山市 N様 joyaウォーキングシューズ 加水分解したソールの修理事例

岡山市の皆様、こんにちは。靴修理専門店として日々さまざまな一足と向き合っている私どもですが、今回は多くのファンを持つ〈Joya(ジョーヤ)〉のウォーキングシューズ修理事例をご紹介いたします。

Joyaといえば、独自構造によるクッション性と安定感で「長時間歩いても疲れにくい靴」として高い評価を受けているブランドです。医療・健康分野からの支持も厚く、ウォーキングや日常使いはもちろん、立ち仕事の方にも愛用者が多いのが特徴です。その一方で、構造上ミッドソールにポリウレタン素材が使用されているモデルも多く、経年による“加水分解”という避けられない問題を抱えています。

■ ご相談内容 ― 加水分解によるソール崩壊
今回お預かりした岡山市のお客様のJoyaウォーキングシューズも、まさにその加水分解が進行している状態でした。見た目は一見まだ履けそうに見えるものの、ソール側面には細かなひび割れが入り、指で触れるとポロポロと崩れ落ちてしまうほど。歩行時には不安定さを感じ、いつ完全に壊れてもおかしくない状況でした。

お客様からは「履き心地がとても気に入っているので、できれば買い替えではなく修理でまた履きたい」というご相談をいただきました。この言葉こそ、私ども靴修理職人にとって何より嬉しい瞬間です。そこで、靴の状態を細かくチェックし、オールソール交換による修理をご提案しました。

■ 修理方針 ― オリジナルの履き心地を目指して
Joyaの修理で最も重要なのは、“ただソールを新しくする”のではなく、オリジナルが持つ独特の履き心地をいかに再現するか、という点です。クッション性、厚み、足運びの自然さ、そのすべてが絶妙なバランスで成り立っています。

まずは劣化したポリウレタン製ミッドソールを完全に取り除く作業からスタートします。加水分解を起こした素材は非常にもろく、無理に剥がすとアッパー(靴本体)を傷めてしまう恐れがあります。そのため、状態を見極めながら、時間をかけて丁寧に分解していきました。

■ EVAスポンジによるミッドソール再構築
次に行うのが、新しいミッドソールの製作です。今回は耐久性と軽さ、そしてクッション性に優れたEVAスポンジを使用しました。単に一枚貼るのではなく、複数層を積み上げながら厚みと曲線を調整していきます。

Joya特有の“揺りかごのようなローリング構造”を意識し、前足部から踵にかけてのラインを何度も確認。削っては合わせ、また削るという工程を繰り返しながら、できる限りオリジナルに近いフォルムを再現しました。この工程こそが、履き心地を大きく左右する職人技の見せどころです。

■ Topy社クロコ柄ソールで仕上げ
アウトソールには、信頼性の高いTopy(トピー)社製のクロコ柄ソールを採用しました。適度なグリップ力があり、日常のウォーキングに最適な素材です。デザイン面でも高級感があり、Joyaの上品なアッパーと非常によくマッチします。

ミッドソールとアウトソールをしっかりと接着・圧着し、細部を整えたら仕上げ工程へ。コバ周りを美しく整え、全体のバランスを確認して、ようやく完成となります。

■ 修理後 ― 再び始まるウォーキングライフ


完成した一足は、見た目にも美しく、何より安心して履いていただける状態へと生まれ変わりました。加水分解の心配が少ない素材構成に変更したことで、これからも長くご愛用いただけます。

お引き渡しの際、お客様から「またこの靴で歩けるのが嬉しい」というお言葉をいただき、私どもも胸が熱くなりました。靴は単なる消耗品ではなく、思い出や日常に寄り添う大切な相棒。その価値を修理によってつなぐことが、私たちの使命だと改めて感じさせていただいた事例です。

■ 買い替えではなく“修理”という選択肢


Joyaに限らず、加水分解で履けなくなった靴を「もう寿命だ」と諦めてしまう方は少なくありません。しかし、構造を理解した上で適切な修理を行えば、履き心地を保ったまま再生することは十分可能です。

岡山市で靴修理をご検討の方、特にウォーキングシューズや健康靴でお困りの方は、ぜひ一度ご相談ください。状態を確認し、最適な修理方法をご提案いたします。

愛用の靴を、もう一度あなたの足元へ。
快適な履き心地とともに、新しいウォーキングライフをお楽しみいただければ幸いです。

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